「害をなすものは自分自身の心2」 観音経はなぜ有り難いのか。それは人が苦労した時、苦しい時に観音様の名前を一心に唱えればみんな救ってくださるという。例え火の中に落とされても、大海に落とされても、または龍や鬼に囲まれても、この名を唱えれば救ってくださる。ここで大切なことは、「読経眼」(どっきょうがん)という言葉があるが、お経をただただ有り難く読むだけではなく、その書いてあるお経のことを自分自身のこととして読むということ。